こんにちは、フリーアナウンサーの石川奈津紀です。
連日暑い🥵💦でも、もう暦の上では秋なんですね。
さて、地方の民放アナウンサー募集が出ていますが、本格的な秋になると始まるのが、
NHKのキャスター・リポーター募集!
まだアナウンサーの内定がないという方に、ものすごくおすすめの募集です。
とは言っても、
キャスター・リポーターってアナウンサーとどう違うの?
という声もちらほら聞きます。
そこで今回は、NHKのキャスターリポーターのお仕事と、職員、民放アナウンサーとの違いについて書いていきます✎👓💡
Contents
そもそも「NHKキャスター・リポーター」とは?
毎年10月ごろから翌年2月ごろにかけて募集がある、NHKのキャスター・リポーター
(以下キャスリポと略します)。
大きな特徴は、
NHKの各放送局が募集・採用するという点です。
新卒採用やキャリア採用では、渋谷にあるNHKに書類を出して、一括で採用され、各放送局にアナウンサーやディレクターとして配属されます。
一方、キャスター・リポーターは、それぞれの放送局で募集をして、採用されます。
職員のアナウンサーは異動がありますが、キャスリポはその局での採用のため、転勤がありません。
また、キャスリポは民放の新卒採用のように年齢制限がないため、
20代後半・未経験でキャスリポになったかたも大勢います。
わたしも社会人経験がありますが、その経験を活かして働けるのがキャスリポなんです。
NHKキャスター・リポーターの仕事は?
では、キャスター・リポーターの仕事内容は?
正直名称は違いますが「アナウンサー」とやることは変わりません。
(NHKでは職員をアナウンサー、地方で採用された人をキャスター・リポーターと区別しています。)
キャスリポの具体的な仕事内容としては、
・夕方ニュースキャスター(報道、スポーツ)
・夕方ニュースのリポーター
・お昼の情報番組キャスター
・テレビやラジオのニュース、天気
・ナレーション
・その他各局でおこなうイベントの司会(音楽コンクールなど)
・イベントなどのお知らせ原稿作成
・その他番組にかかわる取材や編集業務
…といった感じでしょうか。
どうでしょうか?やっていることはアナウンサーと一緒ですよね。
ただ、
このうちどれを担当するか、どこまで担当するかは各局次第(上司次第)なところも。
面接などで何がやりたいか、できるかを確認してみるといいです💡
▼関連記事:夕方ニュースキャスターとお昼の情報番組キャスターの違い
NHKキャスター・リポーターと職員アナウンサーの違い
ほとんどアナウンサーと変わりませんが、雇用形態などの違いはあります。
ここまでの説明を以下の表にまとめてみました。
キャスリポ | アナウンサー(全国職員) | |
働く地域 | 選べる(転勤なし) | 配属による(転勤あり) |
年数 | 1年ごとの更新 | 定年まで |
給与 | 年俸制OR時給制 | 月給制(会社員と同じ) |
実際に経験してみて、NHKキャスリポのメリットとしては、なんといっても
・好きな地域で働けること
・1年更新なので、ライフプランニングが可能であること
かなと感じました。
わたしは2年間山形で経験を積み、地元の仙台放送局で働きたいなと思い、仙台へ。
職員だと異動希望が叶うかわからないけれど、キャスリポであれば、行きたい地域に行くことができます。
あとは、どれくらいの期間その地域にいるかどうかも自分で決められるので、ライフプランニングがしやすかったなと思います。
では、雇用形態でのデメリットはというと?
しいて挙げるならば、2つ。
1つめは、ほかの地域でキャスリポをやりたい!と思ったときも試験を受けなおす必要があります。
でも、それって職員だろうが民放だろうがあまり変わらないのでは?と思います。
自分がやりたい番組があったとしても、局内で実力を認めてもらう必要があるという点では同じ。
2つめは「1年ごとの更新」=有期雇用なので、終身雇用ではありません。
その局でキャスリポをずっとやりたいと思っても、それが叶うかはわからないです。
会社員のような安定を求める人は心配かもしれませんが、民放もいまや契約アナが多いので、そこはあまりかわらないかなと思います。
NHKキャスリポの一番のメリット
仕事内容でのメリットはというと、あげればきりがありません。
・4月から放送デビューできる!(民放や職員は夏頃から)
・NHKのアナウンサーから学べる
・テレビラジオ両方にかかわれる
・災害報道の基礎を学べる
など、たくさん!
わたしは、1局目がNHKキャスリポで良かったと心から思っています。
…いろいろ上げましたが、もうひとつメリットとしては、アナウンサーとしての経験が積めること。
特に民放志望の人にとっては、キャリア採用の条件として「放送局でのアナウンサー経験」というのがありますが、それも満たしているんです。
キャスリポ=アナウンサーと同じ、と言っているのはこのこともあります。
キャスリポとして何年か働いた後、行きたい民放に行くという方も多くいますよ💡
まとめ:アナウンサーになりたい人はNHKキャスリポを受けるべき!
まだアナウンサーの内定がないという人は、秋からのNHKキャスリポの採用試験を受けてみてはいかがでしょうか?
まだキャスリポについて、興味はあるけど勇気は出ない…という方。
ぜひ30分無料相談でお会いしましょう💛
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