こんにちは、フリーアナウンサーの石川奈津紀です。
今日から2月。2024卒採用も本格化してくる時期ですね。
さて、きょうは、アナウンサー受験者に持っていてほしい、使ってほしい、
7つ道具についてお伝えできたらと思います!
①アクセント辞典
これは、いわずもがな、かもしれませんね。
アナウンサーのお仕事の一つに、
ニュースやナレーションを正しいアクセントで伝えることがあります。
どう発音するのが正しいのか?というのは、アクセント辞典というものを使って調べるのです。
過去にアクセントについて書いた記事がありますので、よかったらそちらもご覧ください。
日本語は正しいアクセントで伝えないと、正しく伝わるものも伝わりません。
「今日は、雨が降りました☔」
を、
「今日は、飴が降りました🍬」
と、間違ったアクセントで伝えてしまうと、そのミスが気になって、視聴者はそのあとの内容が頭に入ってきません。
正しい情報を伝えるために、「アクセント辞典」を使っているんです。
「アナウンサーになりたい!」という皆さんも、手元にぜひ用意をしてみてください。
気になったアクセントはこまめに引くようにしておくと、実際にアナウンサーになってからとても役にたちます。
(実際、TBSNEWSキャスター時代は、読む原稿が多すぎて辞典を引く時間がない…ということもありました)
②ストップウォッチ
これも、アナウンサーにとってはないと生きていけません。
というのも、番組での尺管理も、大切なアナウンサーの仕事。
局によってはTKさん(タイムキーパーさん)と呼ばれる方がいますが、
わたしがいた局にはいませんでした。
手元の原稿が何分で読めるのか、何分巻かなきゃいけないのか
などを計算するのに欠かせないのがストップウオッチ。
60進法で計算してくれる、ディレクター御用達のものが便利ですが、ちょっとお値段が張ります。
1分25秒+2分40秒、なども計算できるタイプ
こちらも便利ですが、アナウンサー志望の方は、市販の1000~2000円で買えるもので十分です!
あとは、アナウンサー試験でよくある課題、
30秒で自己紹介動画を送ってください
1分で自己紹介してください
といったときに、練習するのにも必要です。
もちろん、スマホにもストップウオッチ機能はありますが、
アナウンサーになってからどのみち使うことを考えると、持っていて損はありません💡
まだの方はぜひ手に入れましょう✨
③秒針つきの電波時計
アナウンサーとして着けていて便利なのが、
秒針付きの電波時計です。
これは、ぱっと時間を30秒だけはかりたいけれど、ストップウオッチがすぐ出てこない…なんてときに重宝します。
あとは、これも地方局あるあるかもしれないのですが、一人で中継に行くと、だれも尺を出してくれる人がいないこともあるんです。
現場には、技術さんと、自分(アナウンサー兼ディレクター)だけ。
…ということは尺を出してくれるFD(フロアディレクター)さんがいないので、自分で中継尺をはからなければいけないんです。
もちろん、見えるところに秒針つきの丸時計を持っていって置くのですが、
角度で反射したり、カメラマンさんが間にいて見えなかったり…
当日はどうなるかわかりません。
なので、
秒針付き腕時計の文字盤を自分側に向けて、時間をはかりながら中継をする
のです!
もちろん、自分がカメラで抜かれていない隙を見て確認するのですが。
中継最後のインタビューで、ゲストさんの顔アップのときは、大体の場合うなずきつつ
手元の秒針を確認していました。笑
裏話ですが、実は人の少ない地方局ではあるあるなんです。
そういった意味で、私は時計は秒針付きのもの、かつ時間のズレがない電波時計を愛用していました。
…と、長くなったので今回はこのあたりで💡
次回はその②と題してお送りします^^
アナウンサー志望の方向けに、現在30分無料相談を実施しています^^