こんにちは!フリーアナウンサーの石川奈津紀です。
きょうは久々の晴れ。洗濯できてうれしいー!
さて、よくアナウンサー受験者さんからいただく質問。
面接だと緊張してうまく話せません!どうしたらいいですか?
というもの。
そろそろエントリーシートが通って面接に進んでいる人も多いはず。
ただ、「自分の想いを伝えきれずうまくいかない…」
というお悩みもよく聞きます。
今回は、アナ受験でなく一般企業志望の方にもお役に立てる内容のはず!
では、面接のポイントについてお伝えしていきます!
面接で生まれる不安と、その解消法
突然ですが、質問です。好きな食べ物は?
…もしそう聞かれたら、誰でも、一言で話せますよね。
悩んだとしても、
「寿司です!う~ん、でも、お肉も好きですね」
と、自然に、簡単に、答えられます。
でも、面接になると途端に
(寿司も焼肉も好きだけど、どっちで答えたらいいんだろう…)
(面接官が寿司嫌いだったら印象わるいのかな…)
みたいな余計なことが頭をよぎったりしませんか?
これはもちろん、食べ物では思わないかもしれませんが。
もしくは「あなたは、うちの放送局に入ったら、どんな仕事をしたいですか?」
と聞かれた場合。
(ホントはスポーツをやりたいけど、女性のスポーツアナウンサーはいないようだし、ここは報道と言っておいた方が受かるのかな…)
とか思っていませんか?
ぐさっときた方、いるはず。笑
それって、答えたとしても、ずっと不安なまま面接が進んでしまいます。
(さっきの答えこれで大丈夫かな…)
なんて不安な気持ちのまま面接が進んでも、顔に出るだけ。
面接は、嘘偽りなく、自分の本心を言いましょう!!
それと、もう一つ、安心してほしいこと。
面接の不安は、いつも「たら」「れば」でしかないのです。
だって、自分の本心を伝えるところまではどうにかできるけど
どう受け取るかは相手しだい。
面接官が複数いた場合、どう思うかは人によっても違うんです。
自分がどうにかできないところまで予想して不安の渦に巻き込まれるよりは、
全力で答えて相手の判断を待つ方がすっきりします✨
面接のポイントは〇〇
この〇〇、なにが当てはまると思いますか?
…じつは、会話なんです。
そんなの、当たり前、と思いますか?
でも、振り返ってみてください。
あなたは会話、できていますか?
一方的に、自分の想いを直球で投げつけてはいませんか?
これは昔の私にも言いたいことだし、自分が失敗したからこそわかるのです😢
会話、つまりキャッチボールする感覚で面接をしてほしいんです。
キャッチボールの例を挙げてみます。
面接官)石川さんは、フィギュアスケートをしていたんだね?
石川)そうなんです!仙台のリンクでした。
面接官)仙台というと、羽生結弦選手や荒川静香さんの出身だよね。
石川)はい!実は…(スケートのエピソード)
というように、キャッチボールをすることで自分の得意な方向に会話を持っていけるというメリットもあります。
(面接官のタイプにもよるので、質問が続かなければ、1つ目の答えからそのままエピソードを続けることもありますが…)
反対に、キャッチボールではなく、ピッチャーのように回答をバスンと投げ込む場合はこんな感じ。
面接官)石川さんは、フィギュアスケートをしていたんだね?
石川)そうなんです!10年間選手として、その後はコーチとしても活動していました。仙台のリンクでスケートをしていたのですが、仙台といえば羽生結弦選手や荒川静香さんの出身でもあり、私もじつは試合で…
…こんな感じです。聞いている方は圧倒されてしまいます。どこでつっこめばいいかもわからないし、
1つの質問に対し、1分かけて回答する…というパターン、私も昔はやっていました。
もちろん、後者で想いを伝えられたり、次の面接に進むパターンもあります。
熱意が伝わるので、思いが伝わりやすいということもあるからです。
ただ私は、後者のピッチャー方式の回答は、1回の面接で多くても2回までかな、と思います。
なぜなら、後者のデメリットとして、用意してきた感が満々で、会話できていないと受け取られることもあるからです。
質問には、どんなに長くても30秒くらいで答えるのがいいと思います。
まとめ:面接を受けるみなさんへ
・面接の際には、会話を意識すること
・自分の話したい方向に会話を持っていけるということ
・質問には、簡潔に答えること
がポイントだとお伝えしました。
で、みなさんの緊張を和らげる心構えをひとつ!
実は、面接官も「どんな子が来るかな?」と緊張しているんです!
だって、その中に将来一緒に働く子がいるわけですから。
もしかすると何十年の付き合いになるわけです。
誰だってドキドキしませんか?♡
そう思うと、面接って怖くもないし、不安もないんです。
これをお伝えしたアナ受験者さんからは
「面接が急に楽しみになった」とか「面接官も人ですもんね」なんて声も。
これから面接という方、ぜひこのマインドを参考にしてみてくださいね!
もちろん、一般企業の面接にも役に立ちますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分を出し切れるよう、祈っています✨