こんにちは。石川奈津紀です。
これは書かねば!と思った出来事があったので、きょうはブログを書いています💻
よく、ESや面接で「アナウンサーになって当社でやりたいことは?」という質問があります。
この時期だと、NHKのキャスターリポーター募集の作文でも、そういったお題が出されますね。
ここで、いちど考えてほしいことがあります。
「⚪︎⚪︎を取材したいです」と書いていませんか?
みなさんの書類を添削する中で、ものすごーーーくたくさん出てくる言葉。
それは
アナウンサーになって、⚪︎⚪︎を取材したいです。
というものです。
この文章を採用担当者やアナウンサーの上司が読んだ時に感じるのは
「取材がしたいんだね、じゃあ記者がいいんじゃない?」
ということ。
なぜなら、アナウンサーのメインの仕事は「取材をすること」ではないからです。
アナウンサーの仕事内容を理解しているか?がポイント
もちろん、記者兼務でニュース取材をしたり、
スポーツの試合があれば、実況やリポートのために事前情報を集めるべく取材にいきます。
自分で企画した特集で、自分が構成を組み立てて喋る内容を考えるのであれば、取材をします。
ディレクターから聞いた情報で話せなくもないかもしれませんが、実感を持って話せるのは自分の足で得た情報ですよね。
でも、アナウンサーの仕事って、取材がゴールではありません。
アナウンサーが取材をする理由は、わかりやすく伝えることや生の声を届けることなど、いろいろありますが、
少なくとも根幹は「視聴者に届けるため」です。
だから、
「取材してどうしたいのか?」「何のために取材したいのか?」
が、とっても大切なんです😌
アナウンサーになってやりたいこと=なぜ、アナウンサーなのか?
アナウンサーになってやりたいことを聞かれるときは、「それってアナウンサーじゃないとできないことなの?」という意味も含まれています。
実際に、私もアナウンサー試験で「記者職はどうですか?」と言われたことがあります。苦い思いでです😂
ちゃんとアナウンサーの仕事を理解しているか?も問われているんですよね。
たとえば、同じ場所からの中継があったら、記者とアナウンサーの違いを比べてみるのもいいかもしれません。
言葉遣いやテンション、話す内容、スタジオとのやりとりなど、気づいたことを書き出してみると、アナウンサーの仕事が見えてくるはず。
アナウンサーになりたいけど、うまく表現できないという方は、ぜひご相談くださいね。
※無料相談は、予告なくお休みする場合があります